デジタルとアナログ

昨日は猛暑の中、奈良観光をしてきました。
大阪に住んでいた頃から奈良が好きでよく散策しに行っていましたが
この仕事に携わってから訪れてみると、以前とは町並みの見方が変わりました。

日本古来の文化をより一層意識するようになったのと、
やはり瓦が今まで以上に気になるようになってきました。
沢山写真を撮ったのですがほとんど屋根や瓦の写真ばかりになってしまい
あまりにも偏った撮り方は面白みに欠けますね、さすがに。

写真といえば、フィルム写真にこだわり続けて一辺倒だったのですが
仕事で瓦の写真を撮るため(記録用)にデジタル一眼レフを購入して
約1年になります。

デジタルを買っても私写真はフィルムで撮ろうと心がけていたのですが
使ってみるとこれが非常に便利で、デジタルを手にしてからというもの
最初の決意も虚しく、デジタル一辺倒になってしまいました。

昨日奈良で写真を撮っていて思ったこと。
デジタルは確かに便利で、費用もあまりいらないので
良いのですが、その場で画像を確認できる為に
一枚一枚を結構安易に撮っている自分に気づきました。

フィルムだと全体の露出を考えて絞り、シャッタースピードを見極め
じっくり構図を決め一枚を大切に大切に撮っていたのですが…。
何よりも撮り終えてから現像、プリントするまでのドキドキ感が
あるのもフィルムならでは。

デジタルの便利さにかまけて、確実に写真がヘタになっている事に
気づいてしまった私は、これではダメだ!!と
帰宅後早速お蔵入りしていたフィルムカメラ達を引っ張り出してきて
綺麗に掃除し、これからは私写真はフィルムで撮ろうと
改めて心に決めました!!

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写真は本来は水気のあるものです。
今ではアナログもデジタルもプリント上ではさほど
変わりはありませんが、プリントするまでの過程は
全くの別物です。
水気のいらないデジタルのプリントとはやはり味気ないもの。
まぁこれは写真好きの単なる戯言にすぎませんが。

フィルムはデジタルに押されて段々と無くなりつつあります。
写真が世に出た頃からの現像やプリントのプロセスを残していくためにも
フィルムで私写真を撮り続けようと思います。

またまたこじつけですが、和瓦もアナログ写真も残さなくては
いけない大事な歴史があるものです。

とは言ってもブログにはデジタルカメラが欠かせませんけどね…。

コメント

  1. タツミ より:

    こんばんはー
    kokoko1965さんへ
    GR いいカメラですよね!コンパクトですけど描写力は抜群なので出掛ける時は常に持ち歩いてました。
    写真はアナログと言いながら最近GRデジタルが気になって仕方ありません・・・。

    川淵さんへ
    写真の世界だけでなく様々な分野でデジタル化は進んでますよね。やっぱり時代の流れもありますし、流れについていけない事を理由にアナログ派だとはなりたくないものです。時代に乗りつつも、必要に応じて、使い分けられるようになるのがベストですよね!
    写真もそういう意味を持って使い分けようと思っています。
    やっぱり機械式のシャッター音はデジタルカメラでは再現できないですよね~。今の所は。

  2. 川淵 より:

    アナログはいいものですね。
    僕の叔父が写真の関係の仕事をしている影響で、最近写真に少し凝っているのですが、素人の僕にとってはデジタルは便利です。なにせ殆ど失敗作だらけなので、フィルムだと費用がかかって仕方ありません><
    でも、ある程度自分で納得のいく写真が取れるようになったら、フィルムで撮影しようと思ってます。古き良き時代の機械式のカメラは、質感が高く良いものですよね。自分では現像できないので、そういうカメラを手にして時代を味わいながらフィルムで撮影したいものです。とはいうものの、まだ露出や絞りシャッタースピード、そして構図などまだまだ勉強中ですが・・・。
    今すべて物がデジタルになっている感じがします。最近では、車がデジタル化していると感じ、自分の車がアナログやなぁと感じました。
    アナログとデジタル、いい意味で使い分けできれば素晴らしい物になると思うのですが、なかなか難しいですね^^;

  3. kokoko1965 より:

    アナログ
    写真の「GR」のシリーズ(超広角)は私も持っていまして 建物の内観を撮るのに ずーっと 厄介になってきました。結構値段もしたはず・・・。デジカメを持つようになった きっかけは ブログなんですよね。気持ちが よーく わかります。私も設計の仕事をもはや CADで 行っていますが こだわりたい部分は紙に原寸でスケッチして それに スケールを当てて「○○㍉」と寸法を決定し その数字をCADで作図 している って感じです。 結局 自分の信じられる寸法の導き方としては これが 「最良の策」と いまだに信じています。アナロジーですね・・・。
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