瓦の修理での発見。

今回修理した鬼瓦です。

修理前。

修理再焼成後。

かなり傷んでいましたが、なんとか元通りに。

家紋は「五瓜に唐花」

この鬼瓦、じっくり見ると左右の波模様が非対称。
前にも左右違うのがありました。
通常は左右対称に作るものですが、昔の鬼師の遊び心なのでしょうか。
何か意味があるのかな?いろいろと考えてしまいます。

本当に古い瓦を見ると発見が沢山あります。

この波しぶきも稀に見る細工(多分ですが…)
丸いツブがより波の勢いを増しているように見えますね~。

鬼師たちは自身の技術の向上につなげるために、
古瓦の修理をしつつ、様々な角度から瓦を観察しているのです。

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