家紋 丸に梅鉢

今日は梅の紋について。

梅の花を図案化したもので、
梅鉢紋(幾何学的なもの)と
 ↓

丸に梅鉢

梅花紋(絵画的なもの)があります。
 ↓

三つ追い松葉に八重梅

隅立て井筒に梅の花

梅鉢紋と梅花紋とでは随分見た目の印象が変わります。

梅の花の文様は奈良時代に用いられていたと言われています。
高野山の赤不動像の裳に、梅鉢の文様が描かれているのが
最古のものと考えられているそうです。

平安時代には衣服や調度品に広く使われ出しました。
また、天満宮の神紋として用いられ、信仰的な意義も深い文様です。
この紋は菅原氏系に多いそうです。

こちらは以前に製作した梅鉢の紋入り鬼瓦(経の巻)。

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コメント

  1. 瓦廊 より:

    調べながら…。
    >Kazuさん

    僕も毎回勉強しながら書いているんですが、
    種類もかなりあるので、それぞれの文様のことを
    調べていると結構面白いです!

    炭焼きは空海が伝えたんですね~。
    知りませんでした…。
    追求すると深そうですね!

  2. Kazu より:

    勉強になります^^
    確かに、同じ梅の花をモチーフにしているのに、梅鉢紋と梅花紋とでは
    印象が違いますね。
    梅鉢の紋入り鬼瓦。。こちらも圧巻です。

    奈良時代ですか。
    梅の花の文様というのは随分古いものなんですね。

    高野山といえば、弘法大師空海ゆかりの地。
    まさに炭焼きの技術を、初めて中国から日本に持ち帰ったお方です。
    時代的にも近いですね~。
    面白い^^

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