新しいシッポ。

唐獅子の修理が完成しました。

修理前。

はめ込み式の尻尾だったようですが、
どこかへ落ちてしまったのか、
それとも割れてしまったのか…、
尻尾がない状態で運ばれてきました。

元の形は分かりませんが似合う形を思い描き
尻尾だけを新たに製作しました。

修理、再焼成後。
新しい尻尾がついて獅子も喜んでるように見えます!

その他の細かい傷や欠けた部分も修復しました。

新たにいぶしをまとい、再び屋根に上がります。
この後再び数十年、屋根で建物を守りつづけるのです!

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コメント

  1. 瓦廊 より:

    はじめまして!
    >茶花さん

    コメントありがとうございます!
    偶然なんですけど、見る角度が
    ちょっと違うことでこんな風にみえました!
    いぶしを纏うことでさらにそう見えたのかもしれませんね。
    また覗きに来てくださいね~。

  2. 瓦廊 より:

    Unknown
    >山平さん

    患者さん、今回も元気に退院されましたよ(笑)

  3. 茶花 より:

    本当に
    はじめまして、偶然このブログにやってきました。
    修理前の写真の唐獅子は泣きそうな
    困った顔に見えるのに、修理後の顔は
    「良かった~」と安堵してる顔に見えました。
    素晴らしいお仕事ですね。

  4. 山平 より:

    Unknown
    瓦のお医者さんみたいですね!!!

  5. 瓦廊 より:

    そうなんです。
    >Kazuさん

    今にも飛び跳ねそうですよね!

    一部分だけを復元するのも、大事なお仕事です!
    これまでの経験ですぐに思い描いている時もありますし、
    物によっては時間がかかることもあります。

    こういう時のためにも、みな常日頃から
    色んな屋根の瓦を見て勉強するようにしています。

  6. Kazu より:

    確かに^^
    喜んでいますね、唐獅子^^
    欠けた部分を想像するのも鬼師さんの仕事なんですね。
    元の形がどういうものだったのか。。それも想像すると楽しいです。
    新しく生まれ変わったいぶし銀の獅子、立派だと思います。
    きっと屋根の上で輝きを放ちながら、その家を守り続けることでしょう^^

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