水木しげる妖怪大図鑑

9月も一週間が過ぎましたが、まだまだ日中の暑さは続いていますね。
9月の最高気温が更新されたりと、今年は本当に異様な暑さです。

さて、昨日兵庫県立美術館で開催されている、
「水木しげる妖怪大図鑑」を見に行ってきました。
午後3時ごろに着いたのですが、まだまだ沢山の人で賑わっていて、
入場まで30分待ちでした。

朝の連ドラの影響もあってか、老若男女、
様々な年代のお客さんがいる事に驚きました。
水木しげると言えば、私はアニメの鬼太郎しか知りません。
今回、原画が展示されていると言う事で、興味津々でした。

人が多く、間近まで寄れなかったのが残念なのですが
妖怪はもちろん、その背景の細やかな描写に一番驚きました。

思わず見入ってしまうほど。
いつまでもじっくりと眺めていたくなりました。
その背景には、
必ず昔ながらの日本の町並や田園風景
木造の日本家屋、瓦屋根や茅葺の屋根、格子窓に土壁…。
その中で妖怪たちが生き生きと描かれているのです。
ここでふと思ったのは、
はたして現代の日本の町並みに妖怪は住みつけるのだろうか。
もしいたとしても、おそらく居心地悪くしているんだろうなぁ…と。
現代の町並みなどを背景に書き換えると滑稽になりそうです。
あ、でももしかしたら、既に現代にあった
新しい種類の妖怪が出てきているのだろうかと思ったりもして。
余計な事を延々と考えながら、じっくり見てきました。
ここに描かれている妖怪たちは、そのほとんどが
各地方で昔から伝わる、よく言えば伝統?あるものです。
今ではそれを感じられる建物、町並み、風景が徐々に減ってきています。
これでは妖怪たちが可哀相だ!
なんて、ちょっと大袈裟ですけど。。。
でも思いました!妖怪たちのためにも瓦を造りつづけなければ!と
あんな素敵な風景が、ただの過去の産物になってはダメだと思いました。
ほぼ無理矢理自分に都合の良いように考え
明日からまた頑張ろう!と、一人意気揚々と会場を後にしたのでした。
本当に妖怪が出たらメチャメチャ怖いんでしょうけどね~。

ギャラリー瓦廊
には妖怪「河童」もおります(笑)

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コメント

  1. 瓦廊 より:

    ご無沙汰しています!
    >meister_shakuさん

    こちらこそ、遠いところをお越し頂きありがとうございました!
    体験して頂いた鬼瓦の仕上りはどうでしたか?
    いつまでも心に残る、良い記念になってもらえると嬉しいです。

    やはり淡路の土は特別だと良く言われます。
    また、釉薬を塗らないのでその細工が見えなくなる事もありません。

    それぞれの地域性を生かして、今後もお互い発展していけるよう頑張りたいですね。

    ここのところブログの更新がまちまちですが、これからも沢山の瓦をご紹介できるよう頑張ります。
    今後ともよろしくお願いします!

  2. meister_shaku より:

    400年祭の時はお世話になりました。
    400年祭の時は、突然のお邪魔にもかかわらず、
    快く対応していただきありがとうございました。
    富山の釈永です<(_ _)>
    ツイッターより、こちらのブログへは
    ちょくちょくお邪魔させて頂いてます<(_ _)>

    細かい、丁寧な仕事の河童。見事ですね。
    北陸の瓦職人さんに淡路瓦との違いを伺った所、
    土の違いで、北陸ではこれほど細かい細工はできず、
    最後に釉薬も塗るため、淡路の飾り瓦、鬼瓦ほど細かい仕事、細工はできないし、見えなくなってしまうんだと、おっしゃってたの思い出します。

    これも地域性なんでしょうね、
    ギャラリーに沢山あった丁寧な仕事の飾り瓦、鬼瓦の数々今でも忘れられません。
    新しい作品、鬼瓦、また楽しみにしています^^

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