舟屋の町並みで有名な丹後半島の伊根町へ行ってきました。
伊根町の町並みは「伊根町伊根浦伝統的建造物群保存地区」として
国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。
建物はほとんどが明治時代中期から昭和初期にかけて建てられたものだそうです。
明治時代に集落内に道路が開削された際、
海側に船置き場と倉庫、蔵などが集められのが原型とされています。
短期間に作り上げられた町割りだった為、
ほぼ同じような舟屋が連続して現在に見られる町並みになったようです。
漁業の町として知られ、伊根湾沿いには舟屋と呼ばれる
1階が直接海から船を引き込める船置き場、
2階が居住空間という独特な建物が約230軒残されています。
その情緒ある景観は映画やドラマの舞台にもなっているとか。
ほとんどの舟屋の屋根には和瓦が葺かれています。
町案内のパンフレットにもこんなフレーズが…
「さざ波と甍(いらか)の波… 暮らしがやさしく 寄り添っています。」
この町は他にはない、独特の町並みでした。
日本海にしては珍しく、穏やかな水面も不思議な感じで
湾一帯がとても優しい空間に感じました。
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